スクアレンの主な作用【血液浄化作用】
血液浄化作用
東洋医学(中国医学)の根幹には「去邪扶正」という考えがある。「去邪」は病気の元を取り除くことであり、「扶正」は体を正常な状態にもどすことである。
中国医学では病気を治すには「扶正」を重要視する。深海鮫エキスは「去邪」よりもむしろ「扶正」にかかわるものといえる。
「扶正」は「気・血・水」のバランスが必要である。「気」とは、たとえば血液を通して体のそれぞれの器官に栄養が運ばれても、それがうまく機能しないと意味がない。
精神的に落ち込んだとき食事をしても消化や吸収が弱まる。「気」とは、臓器などそのものの本来の能力を発揮させる機能である。
「血」は慢性病とかなり密接にかかわっている。したがって血液の中の状態をクリアにしてやれば、慢性病の予防と改善につながる。「水」は体の循環を円滑にしたり不要物を排泄する能力がある。これらの三要素のバランスが大切なのである。
血液がドロドロして滞る「血」状態では、血液は固まりやすく、リスクの高い状態になる。そうした血液粘度を下げて循環をよくしたり、あるいは血液が細い毛細血管を通るとき、赤血球は変形しながら通るが、老化してくるとその変形能力が弱まる。
血液中に運び込まれたスクアレンは、体の組織に発生期の酸素を供給し、酸性組織を還元し、pHを調整する役目を果たす。汚れた血液といわれるものは、酸性の度合いが高く、たいてい水素イオンが多量に混合しており、スクアレンはこうした水素イオンを取り除き、pH濃度をアルカリ化させることによって、血液自体が浄化され、結果的に酸素呼吸と同じ効果をもたらす。
■スクアレンとスクアラン■
進化鮫の肝臓の主成分であるスクアレンは大変不安定な分子構造をしています。それを科学的に安定させたものがスクアランなのです。このスクアランは化学変化を起こさないように安定させた以外はスクアレンの優れた性質をほとんど保持しています。
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